ウクライナに使い捨てカイロを送るには(まとめ)
Updated: Feb 24
【2023年1月13日現在】

日本では、昔から人気のある商品である使い捨てカイロ。
実は海外ではあまり流通していないようです。
ウクライナは極寒の冬。
安価で誰でも使えるこの商品を、ウクライナに送ろうとお考えの方も多いかと思います。
実際に郵送をする際には、多くの注意点がございます。
皆様も失敗をしないように、情報を共有いたします。
【まとめ】
1.このリストに載っているメーカーの商品を用意すること。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/heating.html
2.郵送サービスは、郵便局の「小形包装物」がベスト。(最安値)
https://www.post.japanpost.jp/int/service/small_packing.html
3.荷造りの際には、出来るだけ軽量にすること。
余計なものを入れない。カイロの外袋を除く。など
4.簡易包装ではダメ。段ボールなどに入れること。
郵便局のゆうパック用の箱(小)が丁度よいサイズ。しかし1箱100円かかる。
5.事前に、郵便局の国際郵便マイページサービスで登録をすること。
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/
郵送する個数が多い→PC版の利用を推奨。
郵送する個数が少ない
プリンターを持っている→PC版の利用を推奨。
プリンターを持っていない→スマートフォン版の利用を推奨。
【失敗談】ウクライナに使い捨てカイロを送る時(国際郵便)は、カイロのメーカーにご注意を!
国際郵便はどの程度機能しているか、調査を兼ねて大量のカイロを送ってみます。

郵送方法にはいくつか選択肢があります。
・DHLなどの民間サービス。
ちなみにDHLは現在、日本→ウクライナは直接送れません。日本→ルーマニア→ウクライナは可能でした。割高
・郵便局のEMS便(国際スピード郵便)
こらは機能しているようです。値段は高いです。
・郵便局のSAL便(エコノミー便)
現在、取り扱い停止中
・郵便局の船便
現在、取り扱い停止中
・郵便局の小型包装物
取り扱い可。安い。しかし2kgまで。
今回は、小型包装物として送る事にしました。
重さが2kgまでなので、重量を測って小分けにします。

今回は6個に分けました。

郵便局郵送手続きの際に、こんな案内を頂きました。
国際郵便は、webから事前登録をしなくてはいけません。スマフォからも出来ますが、たくさんあると面倒。
これは事前に家でやってきた方が良かった。

6個分の登録をし、それぞれのQRコードを取得する必要があります。

ラベルを印刷します。

これをひとつずつ、荷物に貼り付けます。

さて準備OKと思いきや。
スタッフの方から、中身は使い捨てカイロですか?
メーカーはどこですか?と詳しく質問が。
どうやら、使い捨てカイロは、メーカーによって成分が違うようで。
国際郵便で郵送するには、認可されたメーカーの製品でないと送れないそうなのです。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/heating.html
今回、私はネットの通販で大量購入をしましたが、この一覧には載っていないメーカーの製品でして。
残念ながら、この日は郵送を諦めました。
【成功事例】ウクライナに使い捨てカイロを送りました。
前回の教訓を踏まえ、今回は許可されたメーカーの製品を購入しました。



参考
https://www.oroshistadium.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000001993
前回同様に、1つの荷物の重さは2kgまでに抑えます。

次に、国際郵便マイページサービスで事前に郵送物の情報を登録しました。
前回は郵便局内でスマフォを使ってやったので、大変な時間がかかってしまいました。
今回は、事前にパソコンから登録をしておきます。

※このWebサービスの仕様は少々紛らわしいのです。混乱しないように記します。
前回はスマートフォン用のサイトを利用しました。
PC用のサイトはインターフェースや機能が異なります。
スマフォ版では、個人、法人という登録区分がございません。
スマフォ版で登録したIDで、PC版を利用してログインすると、なぜか「法人アカウント」となっておりました。
「法人アカウント」で処理を進めると、差出人も、送付先も、会社名などの法人情報の入力が求められます。これはやってられない。
という事で、今回は新たにPCで「個人アカウント」を作成し、それを利用しました。
続いて入力画面です。

小形包装物を選択します。
発送方法は「航空便」のみしか選択ができません。
そして手順を進めていくのですが、
PC版の方では、送り状は自分のプリンターで印刷する事になります。
スマートフォン版ではQRコードが発行され、郵便局で印刷が出来るのですが、
PC版の方はそうではございません。プリンターをお持ちでない方は、ご注意を。
今回のケースでは、送り状が6枚必要になります。
数が多い場合には用意に時間がかかります。

※同じような送り状を作成する場合は、「再作成」ボタンが便利。前回の内容をコピーできます。
スマートフォン版はこの「再作成」ボタンが無いので、多くのラベルを作成する場合には時間がかかります。したがって、数が多い場合はPC版の利用をお勧めします。
自分で送り状を6枚印刷し、いざ郵便局へ。

そして、これを郵便局に持っていったのですが、問題が発生。
テープではなくで、段ボールなどの箱に入れてくださいとの事。
段ボールの箱自体もそれなりの重量があるので、困りました。
郵便局では、ゆうパック用の段ボールを販売しています。
ゆうパック用(小)のものであればサイズはピッタリ。
しかし、重量が問題に。
段ボールを固定するテープを貼る前の状態で、重量が1992gに。。。

これでは重量オーバーになってしまうかも。
という事で、カイロの外袋を剥がして、少しでも内容量を軽くする事にしました。

この作戦が成功し、規定重量(2kg)以内に収まりました。

合計1974gです。
今回郵送した使い捨てカイロの場合、一箱に40個を入れることができました。

送り状についての注意事項
・送り状の内容品には「Not Restricted」と書く必要があるようです。
・今回の場合、個数は「40」と記載するのが正解だそうです。
(1パック10個入りの商品を、4パックばらしました。合計40個となったため。)
最後に
無事に発送は出来ましたが、現地の到着日は計算ができないとの事です。 今回は、
イバノフランコフスクと、キーウに送りました。 商品が届きましたらご報告いたします。
以上
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【2023年2月9日・追記】
イバノフランコフスクに荷物が届きました。

1月13日発の2月9日着です。27日間。
約1ヶ月弱です。

この日は、ちょうどオンラインイベントの日でした。
Zoom越しにカイロを開けてもらい、取り扱い方法を説明しました。
背中に貼ったカイロが暖かくなってきたようで、10分後にはAmazing!と言っておりました。
次回は、日持ちのする食品を送ってみたいと考えています。
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【2023年2月21日・追記】
キーウにも荷物が届きました。
1月13日発の2月21日着です。38日間。
約1ヶ月以上かかりました。
場所によって、日数が大きく変わるようです。
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【ウクライナに使い捨てカイロを寄付をしたい!】
こちらのブログを御覧いただき、
ウクライナ現地に使い捨てカイロをプレゼント&郵送されたいというお声を頂いております。大変ありがたいお話です。
ご希望の方には、専用の送付先住所をご案内いたします。
トップページの「Contact」フォームよりご連絡を頂けますでしょうか。
皆様のご協力に感謝をいたします。