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マリーアおばあちゃん 日本に来て初めての笑顔

Updated: May 25, 2022



Українська внизу

English is below.


日本国内の飲食店に、現在日本へ避難されているウクライナの方を雇用していただく、ウクライナ・キッチン・プロジェクトが、『トライ&エラー』を繰り返しながら、2022年5月29日の初回イベントに向けて、動き出しました。


5月22日、翌週29日のイベントに向けて、メニュー開発・試食会を開催致しました。


< ウクライナ出身で日本在住8年、シェフの経験もあるダリアさんが今回のメニュー開発・監修を担当 >


また、我々のインターネット上の書き込みを見つけ、今年3月にウクライナから日本へ避難された マリーアおばあちゃん、娘さん、お孫さん(17歳)が飛び入りでメニュー開発、試食会に参加されました。


※試食会での試作料理 :ウクライナ・サンドイッチ各種、ボルシチ、ロールキャベツなど


シェフのダリアさんとマリーアおばあちゃんは、今回初対面、お互いウクライナ語での簡単な挨拶を交わし、今日のメニューを確認すると、ダリアさんはシェフ時代のスイッチ、マリーアおばあちゃんは、主婦のスイッチが急に入ったようで、二人の息はピッタリ・・・


どうやら遠く離れた東欧のウクライナにも「阿吽(あうん)の呼吸」というものが、存在していることを実感・・・


語学や食文化の違い等もあり、食材や資材などで、事前の準備が足りない問題がありましたが、これらの小さな問題点を22日の試食会の段階で抽出できたこと、少々のトラブルでは動じない、ウクライナの肝っ玉おばあちゃんの存在に助けられ、無事に試作品が完成しました。

(現代社会の目指す、「多様化」 という概念から外れた、少々古臭い、昭和時代のような表現となってしまいますが、、、) マリーア おばあちゃんの発する、「台所は私の居場所・指定席 なのよ!」という、柔らかなオーラが参加者優しくを包み込み、ウクライナの家庭料理との相乗効果でAT HOMEな雰囲気がとても心地良い時間となりました。


 

最後に、マリーアおばあちゃんが調理中に娘さんとお孫さんから聞いたエピソードを一つ…


70代のおばあちゃんは、日本語、そして英語が全くわからず、3月の来日以降、ほとんど家から出ない日々を過ごしていたそうです。

避難先の施設では、毎日、朝起きてから夜寝るまでスマートフォンを肌身離さず、ウクライナのニュース報道を見ていて、大規模なミサイル爆撃の様子が伝わってくる度に、悲しい表情が続いていたそうです。

日本の食材や料理も、決して嫌いな訳ではないけれど、毎日食べ続けていると、やはり祖国の味が恋しくなってしまい、この一か月ほど食欲が落ちてきているマリーアおばあちゃんの様子を見ていて、娘さんもお孫さんも心配していたようです。

得意なお料理をしている際にマリーアおばあちゃんが時々見せる笑顔を見て、ほっとされた娘さんとお孫さんの笑顔を見ていたら、オジサン世代の筆者でも、言葉以上に伝わるアツイものが・・・

マスク越しにも、しっかりと伝わってくる家族の愛情と絆と笑顔が素敵な週末でした! と

めでたく 〆たいところですが、、、

この感動的なシーンは、彼らの祖国ウクライナから遠く離れた日本で繰り広げられるべきではありません。


一刻も早い終戦、平和を祈るばかりです。

 

ウクライナ・キッチンのプロジェクトにご賛同いただける皆様のご協力がプロジェクトの継続には不可欠でございます。


5月29日は、浅草橋の店舗へご来場をいただけますと幸いです。引き続き、応援を宜しくお願い致します。



 

<写真解説>

・深緑色の洋服&エプロン:シェフ の ダリア さん。

・ピンク色の洋服:マリーア おばあちゃん。

・黒色の洋服:マリーア おばあちゃん の 娘さん

・男の子:マリーア おばあちゃん の お孫さん(17歳)

・テレビカメラ等撮影記載を持った方々:NHKの取材班

・ストライプ柄のシャツ&衛生管理用キャップ:サンドイッチ店長 キッシーさん

・柑橘柄の黄色いシャツ&エプロン: リーダーの桑村さん

・その他:サポートウクライナ・ジャパン ボランティアスタッフ


★写真は、英文記事の後ろ、下側に添付しております。


※事前の準備や当日会場内でサポートをいただきました Joyさん、写真を撮影等のご協力をいただいた ナベさん、ありがとうございます!


 

* < Вибачте, якщо є помилка в програмному забезпеченні перекладу > *


Проект «Українська кухня» розпочав рух до першої події 29 травня 2022 року, повторюючи багато «Try & Error».


22 травня ми провели вечірку з розробки меню та дегустації для події наступного тижня.


Розробкою цього меню та наглядом у цьому проекті займається Дар’я-сан, яка з України, яка живе в Японії 8 років і має досвід роботи шеф-кухарем.


Крім того, українська сімейна бабуся Марія-сан, її донька та онук (17 років), які були евакуйовані з України до Японії у березні цього року після того, як знайшли допис у нашому Інтернеті, долучилися та взяли участь у розробці меню та дегустаційна вечірка.


Прототипи страв на дегустації: українські бутерброди, борщ, фаршол тощо.


Шеф-кухар Даля та бабуся Марія на початку обмінялися привітанням з Hello українською, а коли перевірили сьогоднішнє меню, Дарія раптом увійшла в кухаря, а бабуся Марія також раптово увійшла як господиня.

Здається, що їх поєднання і ритм приготування ідеальні ...



для більш детальної інформації, будь ласка, дивіться ці додані фотографії.



 

The Ukrainian Kitchen Project has begun to move towards the first event on May 29th, 2022, with repeating a lot of "Try & Error".


On May 22nd, we held a menu development and tasting party for next week's event.


Daria-san, who is from Ukraine and has lived in Japan for 8 years and has experience as a chef, is in charge of this menu development and supervision on this project.


In addition, Ukrainian family grandma Mariia-san, her daughter, and grandson (17 years old), who were evacuated from Ukraine to Japan in March of this year after finding a post on our internet, jumped in and participated in the menu development and tasting party.


Prototype dishes at a tasting party: Ukrainian sandwiches, borsch, farcellets, etc.


Chef Dalia and Grandma Mariia exchanged a brief greeting in Ukrainian at the beginning, and when they checked today's menu, Dariia suddenly switched on as a chef and Grandma Mariia also suddenly switched on as a housewife.

It seems that their combination and rhythm for cooking are perfect ...


for more details, please see these attached pictures.


Many thanks, Joy-san and Nabe-san!


 




























 


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