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VRウクライナ便、現地撮影の様子

「サポートウクライナ・ジャパン」代表の桑村です。


ウクライナ現地に行き支援をしたい。という声も多いですが、実際、ウクライナに渡航することは困難です。

そこで、VRゴーグルでウクライナをバーチャル旅行ができる、「VRウクライナ便」を作成しました。


ウクライナは想像を遥かに超えた、とても美しい国でした。

現地での撮影作業の様子をご紹介します。 ※2023年12月現在、ウクライナは日本国外務省より避難勧告が出ております。このブログはウクライナ渡航を促す目的ではございません。


撮影期間は2023年6月~7月の3週間。

比較的安全な、ウクライナ西部のエリアのみ。


現在、ウクライナの上空は民間の航空機は飛べません。

隣接する国から陸路で入国する必要があります。

バスの車内は、ほぼウクライナ人の女性と子供達。

男性はみんな外国人でした。

この日は、米国、欧州、アフリカの方がいました。

皆さん仕事、もしくはご家族に会いに行くとの事。


欧州の国々と比べると、街中の英語表記が少なくなります。(キリル文字になります)

現在は戦時下という事もあり、外国人は珍しい。

そのためか、到着後に棒立ちをしていたら、優しい地元の方が助けてくれました。

英語ができない人でも、身振り手振りで助けてくれます。優しい人が多いです。


現地メンバーと合流し撮影作業を開始。

オペラ劇場やアートミュージアムも営業をしています。

開戦から1年以上経っております。戦時下であってもできるだけ日常の経済活動をする必要がある訳です。困難な状況の中で、人々の心の癒やしの場にもなっていると想像できます。


事実上、「ウクライナの玄関」となっているリヴィウの街。

とてもオシャレなお店やレストランが沢山あります。


ウクライナの治安は非常に良く、スリ、強盗、詐欺、ぼったくり行為などは少ないです。

夜の時間にも、問題なく外出ができます。

ただし戦時下である現在は、深夜12時までには帰宅するルールがあります。


リヴィウの街中で人集り。

なんの騒ぎかと質問したところ、チャリティーイベントを開催していました。

ウクライナ国内でも、東側の前線と西側の地域では、人々の戦争への関わり方に違いがあるのかと想像できます。


有名な独立広場です。

戦争で亡くなった方への追悼の旗がありました。


キーウの街はウクライナの中部に位置します。リヴィウと比較すると警報が多いです。

それでも人々は日常の生活を続けています。



キーウ市内の食料品店です。

戦時下であっても、物流が機能しているため、品数は揃っているように見えます。

しかし問題は物価です。


独立広場にある郵便局。

とてもキレイな建造物でした。


西南部のブコベル

ここはウクライナでも有名な観光地です。

建物の作りやデザインも、キーウなどの都心部とは異なります。

このエリアのホテルはとても綺麗で、サービスもよく、かつ価格もフレンドリー。

観光地としてはかなり洗練されています。


普段、平野部に住んでいるメンバーにとって、山登りは新鮮だったようです。





ウクライナ西南部の街、チェルニウツィー。

このエリアは特に安定しており、戦時下でありながらも外国人の学生が留学していました。


寝台列車の中で、ウクライナ空軍の兵士と一晩同部屋に。

キーウに到着後、1週間後にはウクライナ東部の戦闘地域に派遣され、軍からの出撃命令を待つそうです。

その頃、私は日本に帰り、家族と一緒に家でご飯を食べているでしょうという話を。

生まれ育った国の違いで、ここまで人生が変わるのか。

一晩、彼とお話ができてよかったです。


リヴィウの街にミサイルが着弾しました。

不謹慎だと思い、現場の写真撮影は控えました。

これは着弾地点の横にある公園の写真です。

そこには、ごく自然な人々の生活がありました。


「戦争」と「日常」は奇妙に同居するのです。

現地の方々は、日常の生活を続けざるを得ないのです。



ウクライナで食べたものです。色鮮やかで美味しいものが多かったです。

日本では見たこともないようなものもありました。

戦争が終わったら、ぜひ皆様にも食べに行ってもらいたいです。




ウクライナ国内では多くの方とお会いをしました。

皆様からとても貴重なプレゼントを頂きました。


撮影作業は無事に終わりました。

3週間の滞在となりました。出国時は名残惜しく感じました。


私は25カ国の国に訪問をしたことがあります。

ウクライナはその中でもトップクラスの良い国です。

中世のヨーロッパにタイムトラベルができ、古き良き人々の暖かさを感じ、美味しい料理でお腹が一杯になる。

そしてちょっと食べすぎてしまうくらい物価もフレンドリー(他国と比較すると)ですから、旅行には最高だと思います。



戦争が長期化する中、ウクライナは継続的な支援が課題となります。

引き続き、ボランティア活動や直接的な資金援助による支援が必要です。

一方で、民間の経済活動で、生き延びることや、復興ができるセクターもあります。そのようなエリアでは、一般的なビジネス活動を継続する事も支援になると考えます。


ウクライナはとても魅力的な国です。戦争が終わりましたら、ぜひ多くの方に渡航をして頂きたいと思っております。


最後までご覧いただきありがとうございました。 


サポートウクライナ・ジャパン 桑村



VRウクライナ便は、2024年にFirstAirlines(東京都:池袋、浅草)にて放映開始予定です。




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