2022年6月10日
サポートウクライナ・ジャパン代表の桑村です。
寄付金、クラウドファンディングよる支援金のご支援、誠にありがとうございます。
サポートウクライナ・ジャパンはロシアのウクライナ侵攻後に活動を開始いたしました。
現在は、継続性のある自立支援に注力し、ウクライナ人の雇用の創出にチャレンジをしております。
既存のレストランにウクライナ人を雇用頂くというアイデアで、「ウクライナ・キッチン」というサブプロジェクトを開始しました。
5月に初回イベントを開催。
多くの方にご参加をいただき、大盛況のイベントとなりました。
そして、後ろでは、様々な話が埋もれております。
「ウクライナ避難民の方々は仕事が必要」
こういった事はわかっているのですが、人の心というのはそんな単純ではありません。
実際に避難民の方々にお話を聞いてみると。
「私は年寄りで、持病もあるから、仕事は出来るのかしら・・・」
「英語も日本語もできないので、自信がないわ・・・」
ウクライナのママさんたちはシャイな方が多く、彼女たちは、こちらからのオファーにも、消極的なのです。
今回のイベントは、そういった不安を抱えている方たちの背中をちょっと押させて頂くという意味で、
働けるかどうかは後で考えましょう。まずはお店にランチを食べにきませんか?
というお話で、ウクライナ避難民の方々は無料でご招待をし、お店に足を運んで頂きました。
来日後、あまり出歩かずに、ずっとお家で過ごされていた方もいらっしゃり、ご家族が本当に喜んでくれました。
当日、ゲストに提供するお食事ですが、私としては皆さんにお腹いっぱいで帰って頂きたい。
当初の予定していた料理はちょっと物足りない。
私のワガママがお店を悩ませました。
お店もウクライナの支援はしたいが、商売も大事である。さて、どうしようと。
そんな中、皆様からの支援金が役に立ちました。
「この企画で、様々な方から支援が入りました。店長、ぜひもう一品増やしましょう!」
それなら、と、お店が協力をしてくれました。
また、こんな話もあります。
ウクライナ避難民の方々は、貯金をもって日本に来ています。その貯金が底をついている方もいます。
まずは仕事を。しかし仕事をするには日本語を。
日本語を勉強するには、電車に乗って学校にいかなくてはいけない。
その電車賃も大きな負担である。
しかし、頑張って、日本語の学校に通っている。そういう方のお話を聞いたのです。
できれば、我々が企画するこのイベントでは、避難民の方々には経済的な負担は1円でも避けたい。
そんな想いから、避難民ゲストの方々には、ウクライナ語で「寸志」と書いて、
電車賃もお渡しさせて頂きました。
皆様のご支援のお陰で、このような事ができました。
大変、感謝をしております。
本当のご支援への御礼は、活動の継続です。
引き続き、活動を続けて参ります。今後ともご支援の程、宜しくお願い致します。
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